日野自動車の歴史に残る美術品的“幻の名車”【日野 コンテッサスプリント-第1回】
今回は、日野オートプラザ様から特別なクルマをお預かりする事になりましたので紹介させて頂きます。
また、この出来事は大変光栄であると共に、いい機会なので特別企画として日野オートプラザ様編をスタートさせます✌️
内容と順番はその時々で変わりますが、どうか多めに見てやってください。
(2000GTも続きますからね!)
なんと、「日野 コンテッサ900スプリント」が入庫しました。
実は(ノムラさん)個人的に日野さんの乗用車はあまり触ったことがありません。
「日野ルノー」位ですかね。
街中で走っている個体を見ることもあまりありません。…ここが愛知県だからでしょうか?
なので入庫するのを楽しみにしていたんです。
という事でまずは車を軽く紹介していきますね。
…出てきました、コンテッサ900S。群馬県以来です。
表面にペタペタと貼られているのは、入庫後ただちに傷チェックを行ったあとです。
(後々剥がしていきますよ)
おぉ~かっこいい―、日本車ではない感じです。
日野自動車様の公式データによると…1962年だそうで、ボディデザインは
有名な「ジョバンニ・ミケロッティ」によるものだとか…ため息が出そうです。
残念ながら市販には至りませんでしたが、十分インパクトあったんだろうな~。

当時の日野自動車のコンテッサ900をベースにしているだけあって
エンジンは900セダンと同じGP20型(893㏄だそうです)が搭載されています。
リアのデザインはどことなくコンテッサですね。

流麗なフォルム。

特徴的なエアインレット。この先は本当にラジエータ直前にエアを引き込んでいます。

クォーターにはミケロッティのサイン
「BODY BY G.MICHELOTTI」とあります。

リアのエンジンフードにはコンテッサ900スプリント」とあります。

これは昔よくトラックの正面でよく見た「Hino」のマーク。

「HINO」の下に「ヒノ」。なかなか無いですよね。
海外の方に重点を置いてアピールしたかったのでしょうか?

900スプリントのインテリア。左ハンドルなのでほんとに日本車の感じはしません。
デザインはとてもイタリアン。このまま国内販売したら凄かったでしょうね。
TOYOTA2000GTより前ですよ。

と、言う事でエンジンは…これです。
コンテッサと言えば、なんと言ってもRR(リアエンジン、リアドライブ)なこと。
大きな意味でポルシェやカルマンギアと同じ(レイアウトが)。
試作品という事もあってか、スポーツキャブでは無いです。
やはりプロトタイプなので結構各部に造りの荒さが見受けられます、
これが試作品なんでしょうね、実感がわきます。

今回、このスプリント900を走行可能な状態(あまり粗い走りはできませんが)まで修理していく予定です。
これが走ったら気分いいだろうなぁ。
では、次回より作業スタートです。
さて、今回が2025年 最後の投稿となります。
今年は2年ぶりに投稿を再開できて嬉しく思います。
2026年も私たちのレストアの様子をお届けできればと思います。
(まずはのんびり投稿でもいいので継続、ですね!)
それでは皆様、ブログをご覧いただきありがとうございます✨
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