エンジン分解5【キャデラックモデルサーティ -第5回】

かなーーーり月日が経ちまして申し訳ございません…！
前回はシリンダーボックスが開くか…⁉開かないのか…⁉という
なんとももどかしいところで更新が途切れてしまいましたね…
前置きはこの辺にして、本編をご覧ください！！

あんなに隙間がなかったシリンダーボックスですが
やっとヘラが根本まで刺さる箇所が増えてきました。

しばらく続けていると「ベコッ」と音が鳴り、
大きく隙間が空きました。
これはかなり手ごたえがあったようです。

Aちゃんを呼び、本格的に開ける準備に取り掛かります。
木台の位置を調整しながらエンジンをゆっくり降ろしていきます。

「これは見せ所」と石川さんが教えてくれました。
ついに開くのか…！とわくわくしながらその時を待ちます。

片方が大きく開きました！
あまり動きのなかった反対側を調整して再チャレンジしてみます。

それからはゆっくり、ゆっくりとシリンダボックスが上下で分かれてきました。

完全に外せたら中がしっかり見えました。
「はぁぁぁあ…！」と石川さんが大きく安堵のため息を吐きました。
本当にお疲れ様です。

実はこの時点で定時まであと数十分といったところでした。
今日はあと掃除するくらいかな、とAちゃんが言いました。

あとはシリンダーボックスから完全に取外してどこがどう悪いかはっきりを見るそうです。
ここまでの作業としては「シリンダーボックスを開けるだけ」かもしれませんが
こういった苦労があってやっと修理の段階に入れると思うと気が遠くなりますね…。

とはいえめげずにここからも作業が続いていきますよ～。

…続く

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