エンジン分解4【キャデラックモデルサーティ -第4回】
「ハマったなぁ…」
どうやら数十分で終わると思っていたようで…
思った以上に苦戦している今、そんな言葉が出たそうです。(実は結構な時間、この作業を撮影してました。)
ですが分解をしなきゃ直すことはできません。
なんとかしてシリンダーブロックを開けていきます。
いろいろ様子を見て、4個目シリンダーが入っていた部分の連結部品を外すことになりました。
その為にコンロッドを先に外し、工具を入れるスペースを作ることにしました。
ですが1つの部品を取っても、別の部分で固定されていたりするので思うように外れません。
やっとの思いでコンロッドを取り外すことができました。
小端部をみるとどうやら溶けているようでした。
ですがこの辺りを詳しく見るのは後になりそうですね。
コンロッドが取れたことによりスペースが生まれたので、連結部品の取り外しに再チャレンジ。
スムーズにはいきませんが、着実に連結部品が緩まっているのが分かります。
いくつか取れたところで外周の隙間を開こうにも「簡単そうな音はしないな」の一言。
すごい姿勢になりながらも、連結部品を探していきます。
角度、道具、方法…
ありとあらゆる手を使ってひとつひとつ取り外していきます。
私も撮影しながらお手伝いさせてもらいました。
(ライトで手元を照らすことしかできませんが…)
1カ所、この部分のピンがあまりにも外れないのでしびれを切らした石川顧問が「炙る」と言いました。。
テーパーという先細りの形状で密着しているので一筋縄ではいかないので熱を加えて
取り外すとのことでした。
テーパーになっているロックピンを見せてくれました。
これを上からぎゅっと押し込んで固定をしているようです。
触らせてもらったのですが、僅かに端と端で太さが異なりました。
そんな話をしている中、Aちゃんがガス溶接機の準備を進めます。
石川顧問に受け渡し、早速炙っていきます。
一通り炙ったら、下から叩いて取り外していきます。
そしてあれだけ苦労しても取れなかったピンがやっと抜けました。
熱膨張でそんなに変わるものなのですね…驚きました。
また外周の隙間をたたいて確認します。
なんとなくわかった気がする、と石川顧問がはっきり言いました。
少しずつ隙間が空いていき、叩く音が柔らかくなりました。
「しかし結構難儀させやがるな~…
たかのさんを呼んだのは、簡単にいいとこ見せれると思ったんだけどさ…大間違いだったな~」
と笑いながら話してくれました。
もう少しでシリンダボックスが開けれるところですが今回はここまで。
次回で開くのでしょうか…??
…続く
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