分解1(内外装)【トヨタ2000GT -第2回】
前回で入庫時の車の状態をお伝えしましたが、いよいよ作業に入ります。
どんな困難が待ち受けているのか…怖いですね。
兎にも角にもまずは分解していきましょう。

2000GTはフレーム(車台)付車です。
X型バックボーンフレームという欧州の車からヒントを得て作られたとされています。
まずはボディーとフレームを切り離していきたいと思います。

エンジンフードを開けてみます。
「この錆具合…浪漫だ。」


キャブレータ―の横にある黒い箱はエアクリーナではありません。
「エア・コネクタケース」と呼んでいますが、要するに囲われた空間になっていて
その中にファンネルが付いています。
2T-Gや18R-Gではこれが簡略化されてバックプレートに一体で構成されますが、
3M-Gは豪華にも別パーツです。スポーティーな雰囲気を漂わせます。

ちなみに…2000GTのエアークリーナーはこの左前タイヤの後方にある蓋を外すと中におさまっています。
写真右側、青緑色の物体がそれです。

キャブレータ―の外観はかなり腐食しています。(写真最右)
どこまで綺麗になるやら…


ヘッドライトは展開状態にすると分解しやすい為、
電源を接続しライトスイッチを入れるも動きませんでした…残念です。
そこで、リトラクタブルモーター(ヘッドランプを上下させる)に直接電源を接続し、
展開状態に持っていきます…がなんと右側はこれ以上動かなくなってしまいました。
困りました。分解は何とかなるものの、何が原因なのでしょうか?
今から心配になります。この先、このような心配のネタがいくつも出てくる予感がします。


エンジン、ミッションはフレームに組付いているものです。
なので「ボディーとフレームを切離す」と言う事は、
シフトレバーは当然のようにフレーム側に付いていってしまいます。
なのでここも分解しておきます。
ちなみに、粉っぽい感じに白く映るのは…なんと全てカビです。(すごく匂います。)

リア回りも分解です。
リアのストラットカバーを外すとリアサスペンションの頂上部が露出するのですが、
その中にボディーの取付けボルトがあるのです。
次回フレームを切離しますがどのような状況が待ち受けているのか…。
楽しみ(?)で仕方ありません。
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