塗装とミラー【伊豆の踊子号-第8回】

「修理は続くよ、どこまでも・・・」

長い歴史を刻んでいる分、苦労する部分は多々あります。
それだけでも作業は長くなりますが如何せん大きい車なのでそんな言葉がぽろっと漏れます。

それでもこの伊豆の踊子号が新たに歴史を刻めるよう、負けずに根気よくやっていきます。
今回は場所が変わり、久々の塗装工場からスタートします。


ブレーキの組付けを終え、話は塗装へ移ります。
早速、車両本体の塗装をしていきます。

ボデーの塗装面に割れが目立つので出来るだけ処理していきます。

塗装のひび割れたところを削って見ると…
下地が出るまでに相当ありますね、塗装の年輪が。

でも考えてみるとそりゃそうです。長い年月こうやって生き延びてきたのですから。
…そして、これからも。

塗膜、塗膜、パテ、塗膜×3くらい、またパテ…この車の歴史です。
これは今まで見てきた乗用車たちもあまり変わりませんでした。

でもこの大きさです。…キリがない、延々と作業が続きました…。


さて、話は変わりまして、分解していくと左のミラーに
かなり錆が進行しているところが見つかってしまいました。

このミラー、実は鏡の面と裏のベース部分を外周のU字ゴムで挟んでるだけなんですね。
塗装するために分解してみると…

ここ、色がついているので見にくいですが、錆でぼこぼこしています。

これは切り取った後ですが、上の写真の裏側はこうなっていました。
本当にひどい錆びつきです。

鈑金屋さんのホープ、カズキの仕事になりました。

まだ仕上げられてはいませんが、錆でぼこぼこだったミラーベースが元の姿を取り戻していきます。
…結構いいじゃあないですか。


今回はここまで。
今後塗装がどのように進んでいき、どこまで綺麗になるか楽しみですね。 

…続く




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