組付け(後編)【セリカ1600GT-第12回】

「かっこいい…まるで新車みたい…！！！」

数々のトラブルがありましたが組付け編も今回で最後です。
納屋で眠り続けたあのセリカがついに甦ります。

早速ハンドルも取り付けていきますが…
あれ…？何かがおかしい…。
実はウィンカーが戻らないこと(オートリターン)が判明しました。

見てみるとハンドル裏側のリターン用のピンの部分が破損していました。
…そりゃ戻らないよ。
でもやはり部品はないんですよ。…これも作るか。

はい、左の写真の左側が作った方です。
この部品のコンタクトブラシが取り外せる構造なので助かりました。

あとはアクセサリー類です。

なんとヘッドランプ枠は当時の死蔵品を入手できたので使用します。

とても綺麗です…！！

最後にステッカーを再現し…

ついに完成しました！！
まるで新車かと思うような見た目にまで仕上がりました！！

でも、これからちゃんと車として使えるように調整していかなければなりませんし
建付け、ブレーキやクラッチの遊び、光軸などなど…やることは盛りだくさんです。

この後、車検を取りナンバーを交付してもらい、試運転を重ねたのちに
いよいよセリカは里帰りを果たします。

オーナーさん！待っていてくださいね！！

さて、次回はこのセリカがオーナー様の元へ帰ります。
「復活した愛車に乗ってもらいたい」…そんな奥様の願いが形になりました。

ここまで工場内での写真ばかりでしたが外で撮った写真もお見せできればと思います。

…続く