内装【伊豆の踊子号-第14回】

「力を合わせて取り付けるぞ!せーの!」

観光バスは、お客様を乗せて走ることが仕事です。
お客様が腰をかけて見渡した時に車内が綺麗だと気持ちがいいですよね。

今回は内装をメインに作業をしていきます。
いろいろなものが組み込まれて行き、中身もバスらしさが戻っていきます。


まず昇降口から見ていきましょう。

作業の為に取り外していたドア。
外側も内側もピカピカですね。

そんなドアの足元がこちら。
下のウェザーストリップの代わりに、なんとほうきを入れました。
少し取り出してみると少し面白い光景に見えますが役割はちゃんと果たしてくれます。

ごりごりになっていた下のベアリングは交換し、
なくなっていた上のベアリングもちゃんと取り付けました。
これでドアの開け閉めもスムーズになりますね。

さあ取り付け…と行きたいところですが、長年使用していたのでゴムが切れていたり形が歪んでいたり…
空洞部分にも埃が入っていたりしています。

新品のゴムに付け替えました。

出来上がった扉をみんなで取り付けます。

取付が完了しました!
昇降口付近だけでもたくさんの箇所を直してきたので、この仕上がりは感慨深いですね。

さりげないところではありますが足元のランプもバッチリついています。


次にリアの非常口を見ていきましょう。
前回はむき出しだったレバー部分にカバーが取り付けられました。

あのぼろぼろで錆びていたストライカ―がウソのように綺麗になりました。

ボデー側のキャッチもこの通り。
あまり見えない部分とはいえ、綺麗であるといいことに変わりはないですからね。

中がサビサビだった非常ベル。
ぱきっとした赤色を塗りなおしました。
カバーを付けてしまうのがもったいないくらいですね…。


さあ、メインの車内に移ります。

画像に alt 属性が指定されていません。ファイル名: DSCF0549-2.jpg

荷棚を設置していきます。
周りを傷つけないよう、非常ドアから慎重に入れていきます。

画像に alt 属性が指定されていません。ファイル名: DSCF0554-3.jpg

これも3人がかりで設置していきます。
息を合わせて、慎重に作業をしていきます。

綺麗になった荷棚がつきました。
車内の装備の取付が進み、お客様を乗せる環境が整ってきました。


次回はお待ちかね、車窓の取付をご覧いただければと思っています。
うまく取り付いてくれるのでしょうか…。


…続く。

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